テクノロジーの進化、グローバル化、超高齢化といった変化が日本を含む世界各国の社会を揺さぶる昨今、これからの時代はますます複雑で不確実性の高い時代になっていくといわれています。キャリアの道筋や人生の選択も変化を迫られる中、大学でも学生に対して多様なキャリアや考え方を提示する必要があります。常識や目先の就職活動にとらわれずにしなやかに生きるため、卒業後のみならず、生き方そのものを捉え直すキャリア教育の実践が求められているといえるのではないでしょうか。
本セミナーでは、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構・社会連携部門が開講している「教養学部生のためのキャリア教室」で、就職活動が始まる前の大学1・2年生を対象にどのような授業を展開しているのか、今年3月に刊行された『東大キャリア教室で1年生に伝えている大切なこと』(東京大学出版会)の編者3名が登壇し、東京大学の進学選択制度の紹介、ゲストスピーカーや担当教員が伝えてきたメッセージなどについてお話しいたします。また、パネルディスカッションでは当社社員も加わり、新卒研修・階層別研修を提供するキャプランの知見を共有しながら、東大キャリア教室とともに今後の人材育成について議論します。
このような方におすすめ
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大学の先進的なキャリア教育を学び、社員の教育につなげたい企業担当者
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大学内のキャリア教育・キャリア開発につなげたい大学関係者
セミナー概要
日時 |
2019年5月29日(水)19:00~21:30/受付開始 18:30 |
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対象 |
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参加費 |
3,500円(税込) |
会場 |
TRAVEL HUB MIX
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定員 |
70名(先着順/定員になり次第受付終了とさせていただきます) |
内容 |
イントロダクション東京大学教養学部でのキャリア教育の取り組み
岡本 佳子氏 講演
東大キャリア教室を企画・運営して
標葉 靖子氏 パネルディスカッション社会変化を見据えた今後の人材育成を考える
質疑応答交流会軽食をご用意しておりますので、ぜひ情報交換の場としてお過ごしください。 |
登壇者のご紹介
東京大学教養学部附属教養教育高度化機構社会連携部門 特任講師
岡本 佳子氏(おかもと よしこ)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。舞台芸術学、ハンガリー文化研究に従事し、博士課程在籍時はハンガリー科学アカデミー音楽学研究所に留学。学位取得後、学術団体職員として編集・国際業務に従事したのち、現在は舞台芸術学研究とともに芸術実践を中心とする社会・民間と連携した教育プログラムの開発を担当。
東京工業大学環境・社会理工学院イノベーション科学系 助教
標葉 靖子氏(しねは せいこ)
京都大学大学院生命科学研究科博士課程修了。博士(生命科学)。材料メーカーでナノエレクトロニクスやバイオ素材に関わる新事業開発・研究企画業務に従事した後、大学リサーチ・アドミニストレーターを経て、現在は大学で科学技術系人材育成や科学コミュニケーションに関わる教育・研究を行っている。著書に『教養教育再考』(分担執筆/ナカニシヤ出版)。2015年度から2017年度まで、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構・社会連携部門特任講師として同大学1・2年生向け社会連携型キャリア授業の企画・実施を担当。2018年4月より現職。
東京大学教養学部附属教養教育高度化機構自然科学教育高度化部門 特任助教
中村 優希氏(なかむら ゆき)
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。中学1年でカリフォルニア州へ渡米。カリフォルニア大学バークレー校の化学科を3年半でhonors studentとして卒業。東京大学大学院に進学し、透過型電子顕微鏡を用いた単一有機分子の構造解析や炭素物質フラーレンの化学修飾法の開発、ならびに触媒反応の開発に従事。博士課程修了後は博士研究員としてハーバード大学で天然物ハリコンドリン類の新規合成ルートの開発に取り組む。2013年11月より現職。Programs in English at Komaba(PEAK)で留学生のための化学実習や有機化学、および一般生向けの全学自由ゼミナールなどの講義を担当する傍ら、固体触媒の研究を行っている。
キャプラン株式会社 HRDソリューション事業本部 HRD企画開発部 部長
中田 さやか(なかた さやか)
キャリアコンサルタント資格取得。大学卒業後、一貫して企業内の社員育成・社外の人材育成のコンサルティングに携わる。2006年、労働政策研究・研究機構「東京労働大学講座」修了論文にて東京都知事賞を受賞(能力開発分野)。趣味はマラソン・スポーツ観戦・合唱・美術鑑賞。さまざまなボランティア活動も経験している。
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