カリフォルニアワイン

2023年1月12日

カリフォルニア州は、米国で最もワイン生産量が多い州です。25万ヘクタール以上のブドウ畑を持ち、日常的に飲める手頃な価格のワインから最高品質のプレミアムワインまで製造しています。

カリフォルニアワインの名声が高まったのは、1976年、いわゆる「パリスの審判」までさかのぼります。「パリスの審判」は、イギリスのワイン商であるスティーブン・スパリエが主催したトップレベルのフランスワインと、まだ無名のカリフォルニアワインをブラインドテイスティングで競わせたイベントでした。審査員は、ワインジャーナリスト、ワイン生産者、ソムリエなど、フランスの有名なワイン関係者でした。ブラインドで試飲したワインに点数をつける方法でしたが、カリフォルニアワインは予想以上に高得点だったのです。実際に、赤も白もフランス産ではなく、シャトー・モンテリーナとスタッグス・リープ・ワイン・セラーズというカリフォルニア産のワインが最高点になりました。

この結果はみんなを驚かせ、いくつかの論争を引き起こしましたが、アメリカの雑誌はこの結果を誇らしげに報じ、アメリカの生産者はついに自国のトップクラスのワイン造りの可能性を認識しました。今日、米国、特にカリフォルニアは有名なワイン生産国であり、世界の偉大なワインをいくつか造っていることで知られています。

カリフォルニアワインについてもっと知りたい方は、ぜひ2月開講の「キャップストーン・カリフォルニア初級レベル1」にご参加ください!

著者紹介

Ettore Donadeo(エットレ・ドナデオ)

Ettore Donadeo(エットレ・ドナデオ)

アンコナ、マルケ州、イタリア生まれイタリア育ち。使用言語はイタリア語・英語・フランス語・関西弁。イタリアの大学で日本語学科を専攻。大学時代に1年間日本に交換留学した際に日本文化に魅せられ、卒業後2008年に再来日。日本とイタリアをつなぐ仕事がしたいと思い、ワイン業界へ転身。WSET Level2からワインの勉強を始め2017年にDiplomaを取得。2017年までワイン専門の酒屋で経験を積み、その後キャプランワインアカデミーに入社。

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