Diploma Study Session vol.58 －トーマス編－

Diploma受験生のための勉強会です。Diploma Holderの講師が毎回さまざまなテーマで講義を展開しています。現在D3試験準備中の方、またDiplomaをスタートしたばかりの方にも最適な講座です。

ボルドーといえば、D3を勉強する上で避けては通れない最重要産地の一つです。その名声や品質の高さから常に世界のトップを走り続け、1855年のメドック格付け以前から変わらず進歩し続けています。その根本的な強さの秘訣は、ボルドーが地政学的に有利な場所にあり、世界中から優秀な醸造家が集結し最先端の技術を提供し続けているからであると思います。その結果 ボルドーは世界で最も発達したワイン産業体制を築き上げました。

伝統を重んじるが故 格付けが殆ど変わっていないなど古い体制を批判されがちでもありますが、コンスタントに高評価を得てその名声を築き上げ、評論家の評価もここ過去15年で最も高い事もまた事実です。ボルドーという産地は、その伝統や格式を守りつつも、常に最先端の技術やノウハウを駆使しトップランナーとして走り続けてきました。

このようにボルドーは歴史的にも技術的にも様々な側面がある産地ですが、今回はテーマを「栽培と醸造」に絞り、ボルドーワインの栽培及び醸造によるスタイル、クオリティレベルの違いを論理的に理解し、それがどのようにワインのスタイル、クオリティ、プライスに影響するのかお伝えいたします。

また、600ページもあるD3のテキストを6ヶ月のコースで丸暗記する事は大変な作業ですので、どのような優先順位で取捨選択して勉強すればよいのか、その見極めも含めてお伝えできればと思います。僕自身が、個人的に意識して活用していた、逆算思考のアプローチ(最終的なスタイルや品質から醸造栽培を推察する)も一緒に紹介させていただきます。どの産地でも応用的に使えるアプローチですので、身に付けていただければ実際の試験で必ず役立つことと思います。これを機にWSETのLevel4 Diplomaのセオリー試験で求められる回答、クオリティアセスメントを一緒に考えていきましょう。

後半でInexpensiveとpremiumな価格帯のボルドーの試飲を行います。この２つを飲み比べ、何故紛れもなくボルドーという結論に持っていけるか、そのエヴィデンスの集め方や考え方、クオリティアセスメントも含めてお伝えいたします。ドライテイスティングでコメントを書くことも重要な勉強の一つですので、ワインなしでもご参加いただける内容となっております。

＊記載の特徴を持つ典型的なものであれば、同じワインでなくても代用いただけます。
・ Ginestet Rouge Bordeaux Rouge 2018　　参考小売価格（消費税別） ￥1,308
・ Chateau Giscours 2010　　　　　　　　 参考小売価格（消費税別） ￥17,600

皆さまのご参加を楽しみにお待ちしております。

▼オンラインセミナー受講方法

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インターネット接続されたパソコン・スマートフォン・タブレット端末からご受講いただけます。パソコンの場合はブラウザから受講いただけますが、Zoomアプリをご利用いただく方が安定して受講いただけます。スマートフォン・タブレット端末の場合はアプリのインストールが必要ですので、時間に余裕をもってご参加ください。各アプリは受講案内メールに記載したリンクよりインストールしていただけます。

また、通信料はお客さまの負担となりますので、定額制インターネット接続サービスのご利用を推奨致します。

▼推奨動作環境

下記の要件を備えたパソコン、スマートフォン、タブレット端末
・有線または無線ブロードバンド（4G/LTE、光回線等）のインターネット接続
・スピーカーまたはイヤホン等
・サポートされる主なOS：Windows 7以降、Mac OS X 10.7以降、iOS、Android
・サポートされるブラウザ：IE7+、Firefox、Chrome、Safari5+
・CPU：デュアルコア2Ghz以上
・メモリ：4GB以上