Diploma Study Session vol.57 －丸尾編－

Diploma受験生のための勉強会です。Diploma Holderの講師が毎回さまざまなテーマで講義を展開しています。現在D3試験準備中の方、またDiplomaをスタートしたばかりの方にも最適な講座です。

Jancis Robinson は、かつて彼女の著書’How to taste’(2000年出版)の中で、「可哀想なリースリング、世界で最も過小評価されている白ブドウ。しかし、私の意見では、最も素晴らしいブドウ。」と述べています。当時、Jancis Robinson が、過小評価の原因と考えていたのは、高品質のリースリングワインをも巻き添えにした、ドイツの品質の高くない甘口ワイン(半甘口ワイン)と、リースリングの名称がついた、リースリングではないワインでした。しかし、Jancis Robinson の著書が出版されてから、既に20年以上が経過しており、リースリングを巡る状況には大きな変化があります。

今回のセミナーでは、「世界のリースリングの現状」と題し、ドイツ、アルザス、オーストリア、アメリカ、オーストラリア等のリースリングを取り上げ、その特徴につき、気候、地勢、栽培・醸造の視点をも踏まえ、分かり易く、整理したいと考えています。また、同時に、これらの知識を活用することにより、様々なリースリングに対するテイスティング能力の一層の向上を目指します。

WSET Diploma試験にはリースリングは頻出しています。2015年6月のDiploma 試験では、「リースリングは、世界の最も洗練されたワインとも言えるが、その理由を述べなさい。また、いくつかの市場において、リースリングはアンファショナブルとされているのは何故か？」との問題が出題されました。それから数年が経ち、ワイン業界やトレンドにも変化がありましたが、今日に至るまでのリースリングの状況を一緒に考えてみましょう。

今年5月にD3試験を受けられる方はもちろん、 Diplomaを始めたばかりの方にも十分役立つ内容にしてあります。これからDiplomaを受験される方、リースリングをより深く学びたい方にもご参加頂けますと嬉しいです。一緒に深堀して参りましょう。

▼オンラインセミナー受講方法

オンラインセミナーはZoom Video Communications社のサービス『Zoom』を利用して配信致します。事前にZoomより受講案内メールをお送り致しますので、時間になりましたら「ここをクリックして参加」をクリック／タップしてください。

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・CPU：デュアルコア2Ghz以上
・メモリ：4GB以上